ひざ下O脚になる原因|部活やスポーツで筋肉質の脚は要注意
ツイートO脚の中でも、ひざ下だけO脚になっている脚を「ひざ下O脚」と呼んだりします。
ひざ下O脚とは、ひざから上の太ももは両脚がひっついていても、
両ひざから下とふくらはぎがつかない脚のことを言います。
ひざ丈スカートを履いていると、ひざから下のO脚が目立ってしまうので気になりますよね。
ある統計によると、一般的なO脚と同じくらい、ひざ下O脚は日本人の女性に多いようです。
特に、内股な人はO脚やひざ下O脚になりやすいんです。
内股の状態だと股関節や大腿骨が内側にねじれるように歪んでしまい、
その流れでひざ下の骨は内側にねじれるようにゆがんで、
内側にゆがんだバランスを取るために膝寄りの箇所は外側に歪むんですね。
そのため、内股の人はふくらはぎが外側に広がりがちで、下半身太りになりやすいです。
これはひざの外側にある「腓骨頭(ひこつとう)」が外にずれてはみ出すことが原因で、
自分で触ってみてもわかるくらいに出っ張ってきます。
そのため、ひざ下が外側に湾曲したような脚になってしまいます。
その出っ張ってきたすねの外側に余分な筋肉と脂肪がついて、
すねの外側が発達した太い脚になってしまうんですね。
足の指が外反母趾だったり、親指が浮いてしまう「浮き指」だったりすると、
着地したときに足先が歪んで着地してしまうので、
てこの原理で「腓骨頭(ひこつとう)」がズレてしまいます。
ひざ下O脚は、すねの外側に筋肉がつくことが多いので、
脂肪でプヨプヨというよりは筋肉質でガッシリのふくらはぎになりがちです。
学生の頃に部活をしていたり、社会人になってもバレーやテニスなど
運動を続けている人は、筋肉質なししゃも足になっているかもしれないですね。
一般的なO脚(脚全体がOの字に見えるO脚)だと、
骨盤の開きと脚の付け根のねじれを解消すると改善しやすいのですが、
ひざ下O脚の場合は股関節以外にひざや足首も調整しないと改善しにくいです。
そういう意味でも、ちょっと治すのに時間がかかるO脚と言えますね。
足にかかる力を考えると、足先のゆがみ自体が小さいからといって油断はできません。
足の裏から地面からの衝撃は、歩いている時は体重の3倍もありますし、
走っている時は体重の5倍の負荷が部分的に集中してしまうのです。
私も昔はかなりの内股でひざ下O脚でしたが、前から歩いているところを鏡で見ると、
脚が着地する直前に、足首が急に内側に曲がって着地していました。
床から20センチくらいのところまではまっすぐ脚をおろしているのに、
着地寸前に足首が内股に歪むイメージです。
このように、股関節だけでなく足首のゆがみがあると
脚全体がO脚になったりとゆがみの元になるので気をつけましょう。