骨盤矯正下着は効果あるか|運動と併用して筋肉の衰えに注意
ツイート骨盤が開いていると太りやすいからということで、
骨盤周りを締めるような矯正下着がいろいろ出回っています。
実際のところ、そうした矯正下着に効果はあるのか気になるところですよね。
骨盤の開きって自分では調整できないし、仕事したり家事をしてたら
骨盤のことなど忘れちゃって意識しないので、下着でサポートできたら楽だなあと思ってしまいます。
骨盤を矯正するショーツやガードルの他にもベルトなどがあります。
ベルトは一番効果がありそうですが、外出するときや仕事の時は使えないので
ショーツやガードルが使い勝手がいいですね。
骨盤矯正下着で得られると言われている効果は
- 骨盤の歪みを整える
- 姿勢が良くなる
- 食べ過ぎを防ぐ
- 下半身が引きしまる
などがあります。
こういった効果もあるのですが、人間の体のしくみから見て、
骨盤矯正下着に頼りすぎないようにするというのも、心に留めておきましょう。
人間の体は使わないものは使わなくていいように、どんどん節約しようと働きます。
例えば、長く寝ていると筋肉が使われないので、
筋肉を減らして最小限の栄養で体を養えるように節約しますし、
頭を使わなくなればブドウ糖の消費を抑えようとして、脳細胞の死滅が早まります。
それを骨盤と矯正下着とに当てはめて考えてみます。
体は機能を節約しようとしますから、骨盤を安定させるための
筋力や靭帯の力が衰えていくのです。
筋肉で支えておかなくても、矯正下着が支えてくれるので、
筋肉が怠けてくるんですね(笑)
骨盤を支えておけるので楽ではありますが、体が骨盤を安定させる機能まで節約して、
矯正下着無しではいられなくなるのも考えものです。
骨盤矯正下着をつけていたら、以前より骨盤がゆがみやすくなったと言って
整体を訪れる人も多いそうですよ。
骨盤を矯正したいなら、矯正下着は補助的に使うようにして、
適度な運動や正しい姿勢を保つ習慣を身につけるようにすると
長い目で見て、健康で美しくいられます。
もちろん、骨盤矯正下着をつけていた方が、骨盤がゆがみにくいですし、
脂肪は移動しやすいので、矯正することで不要な脂肪を必要なところに移動させやすいです。
運動しないときや、運動できないときには、これらを履いてサポートするのもいいですね。
ただ「これさえ履いておけば大丈夫」というように過信せず、
日々、体操をしたり体を動かしたりして骨盤まわりの筋肉も鍛えるようにしてみてくださいね。