ふくらはぎのむくみを取るには?マッサージよりも効果的な方法
ツイート「むくみはマッサージで解消できる」と思っていませんか?
もちろん、マッサージもむくみの解消に効果的ですが、
すでにむくんでしまったふくらはぎにはもっと良い方法があります。
一日中、接客で立ち仕事や事務でデスクワークをしていると、どうしてもふくらはぎがむくみます。
靴が入らなくなるくらいむくんだりしますよね。
重力の関係で、身体の下部になればなるほどむくみは生じます。
ふくらはぎがむくむのも、心臓から一番遠くて下部にあるからです。
なので、ふくらはぎのむくみを解消するには
「足を高くすること」が一番効果的です。
仰向けに寝そべって、ふくらはぎ〜足首にかけてクッションや布団などを敷き、
その上に両脚をのせて10分でも寝ていると、ふくらはぎは細くなります。
もっと効果的なのは、空中で自転車こぎの動作です。
空中自転車こぎは、仰向けに寝そべって両脚を高く上げて自転車をこぐように
ぐるぐる回す動作です。
この空中自転車こぎを行うと、ただ足を高くして寝ているだけよりも
ずいぶん足が細くなるのです。
マッサージももちろんむくみ解消に良いのですが、むくみは静脈のうっ血が主な原因なので、
血管外の水分を排出させるリンパマッサージは補助的な効果と言えるでしょう。
静脈とリンパの関係を例えると、バスタブの排水孔と壁面の側孔に似ています。
排水管が静脈、即孔がリンパ系に当たると考えると、
蛇口から出てバスタブに溜まったお湯のほとんどすべては、
使った後に排水孔から流れていきます。
ですが、お湯を溜める時にバスタブが一杯になったら、
側孔から排水されてお湯があふれないように保っています。
むくみは溢れたお湯にあたり、リンパ系はむくみが溜まると働きはじめて
むくみを解消しようとします。
とはいえ、体液量に対して静脈に90%、リンパ系に10%しか流れていないので、
リンパ系のマッサージの与える効果は意外と少ないのですね。
こう考えると、マッサージを念入りにして時間をかけるより
足を上げることで静脈の血液を心臓に戻して循環させるほうが、
即効性があるというのがよくわかると思います。
日常生活の中でも、机に座っているなら足元に高めの台を置いて乗せてみるとか、
床に座る時は脚を投げ出してまっすぐ座るなど、
なるべく足を下ろさないように過ごす工夫をすると良いでしょう。
お風呂上がりに空中自転車こぎをしてみたり、
寝る時に足を高くして眠るなどすると、むくみが早く解消されますよ。