冷え性にはヨガとピラティスのどっちが良いか？温めると効果大
ツイート寒くなってくると手足の先が極端に冷えてしまって、ツラくありませんか？
手足の先などの末端が冷えやすい上に、肩こりがひどいと、
冬は体がガチガチになってきますよね。
そんな冷え性を解消するには、血行を良くするのが一番ですが、
その中でもヨガやピラティスは、体のめぐりを良くすることで有名です。
カイロや湯たんぽで、手先や足先を温めるのも良いですが、
外から温めるのは一時的な対処にはなりがちです。
そもそも、毎年、冬になったら体が冷える…という状況を繰り返すのは、
根本的に冷え性が解決していない証拠です。
外側から温めたときは体も温まりますが、温めなければ冷えたままですよね。
それよりは、体内から熱を生み出して冷えない体にすることができれば、
根本的な冷え性も解消されるのです。
ヨガとピラティスは動きは似ているように見えますが、
もともとの成り立ちも目的も違ったエクササイズです。
ヨガはもともと心の安定や解脱を目的として行われた鍛錬の一つで、
心身のリラックスと制御のために呼吸法が重視されている運動です。
一方、ピラティスは第一次世界大戦中に負傷した人へのリハビリとして始まり、
筋力の強化や運動機能の向上が目的です。
ヨガでもピラティスでも、筋肉を鍛えて刺激を与え、
全身のストレッチを行うので冷え性の解消にはなりますが、
ヨガのほうが負荷が少なく、リラックスできるのでヨガのほうがオススメです。
普段から運動習慣がある人なら、ヨガより負荷の強いピラティスの方が
良いかもしれません。
ヨガが血行促進に良い点の一つに、深い呼吸を行うことがあります。
実は私たちは普段の呼吸では、肺の一部にしか酸素が入っていません。
深呼吸をするとかなりの空気が肺に入ることを感じると思いますが、
大きく息を吸ったり吐いたりすることで、背筋が伸びて身体も活性化するのです。
新鮮な酸素が血液を通って体中をめぐると、血液もフレッシュになって
血行も良くなります。
それが、浅い呼吸ばかり続けていると、体内に新しい酸素が行き渡らないので
血液もドロドロになりがちなのです。
血液がドロドロで流れが滞ると、新陳代謝も落ちて冷え性になっていくのです。
そのためにも、心身ともにリラックスしながら適度な筋トレが行えるヨガは、
冷え性改善に良い運動と言えるでしょう。
さらにおすすめなのは「ホットヨガ」
ホットヨガは湿度と温度の高い部屋で行うヨガで、
普通にヨガを行うだけで、かなり発汗作用が上がります。
大量に汗をかくことができるので、体内の巡りをよくして新陳代謝をアップさせます。
通常のスタジオで行うヨガよりも、冷え性改善の効果は得られやすいでしょう。
ただ、人によっては冷え性を悪化させてしまう可能性もあるので要注意です。
まず気を付けるのはヨガが終わったあと、
汗をきちんと拭いて体を冷やさないようにすること。
汗の水分が肌についた状態で放置すると、急速に体温を奪われて
身体が冷えてしまいます。
温めるためのホットヨガで、汗を多くかいた分だけ、
逆に体を冷やしてしまうことにもなりかねません。
また、普段からエアコンの効いた部屋に長くいるなど、
温度変化の少ない環境が多いと、汗をかきにくい身体になっています。
そういう人がいきなり大量に発汗すると、
水分だけでなく体内のミネラルまで奪われてしまうことも。
普段出ない汗が大量に出ることで脱水症状になったりすることもあります。
そうなると逆に冷え性を悪化させてしまうこともあるので注意しましょう。
普段、汗をかきなれてない人は、十分に水分補給をして、
エクササイズ後はしっかり汗を拭くようにしましょう。
こうした点に気を付ければ、冷え性解消にはホットヨガがオススメだと思いますよ。