O脚は骨盤のゆがみが原因?身体を左右対称に整えて改善
ツイート両ひざや両足首がつかない、お尻や太ももの下半身にお肉がつく…
など、O脚で困っていませんか?
O脚のように脚の形がまっすぐでなく、ゆがみがある場合は
骨盤のゆがみが原因であることが多いです。
骨盤は上半身と下半身をつなぐ重要なパーツですが、
私たちの身体は、長い間続けてきた生活習慣や体の使い方のクセによって
左右どちらかに歪んでいるものです。
そのゆがみをひきおこしているのは、骨盤のバランスの崩れです。
バランスが整った骨盤は左右対称な状態を保っています。
背骨もまっすぐですし、背骨につながる関節も筋肉も左右均等に使われます。
そんな骨盤のバランスが崩れると、関節の動きに左右差が今れて、
筋肉の使われ方も左右で違ってきます。
その結果、O脚など身体がゆがむということになるのです。
このゆがみが「太る」根本原因です。
ゆがみを正さなければ、いくらダイエットにトライしても脚やせは望めません。
まずはゆがみの元である骨盤のバランスを整えることがカギです。
ではなぜ骨盤のバランスが崩れるのかといえば、
骨盤を左右対称にさせているはずの筋肉がゆるんでしまっているからです。
骨盤のバランスの崩れに大きく関わっているのが、お尻の部分にある「梨状筋」と「中殿筋」です。
お尻の中心の深い所にある梨状筋は股関節を外に向けて動かすようにはたらきます。
股関節が支点になるので、この筋肉でひざや足首までが外に向きます。
これを専門用語で「外旋」といいます。
この動きに合わせてつま先も外側に向きます。
左右の梨状筋が同じように働けば、骨盤もバランスが保たれて股関節の動きも左右対称になりますが、
働きに左右差が出ると、股関節の動きにも骨盤のバランスにも狂いが生じます。
例えば右側の梨状筋がかたいと、右側の骨盤が前に出てしまいます。
一方、骨盤の両サイドにある中殿筋は脚を開脚するためと、骨盤を水平にする働きをしています。
この2つの筋肉が中心となって、骨盤を安定させています。
大腿骨と骨盤が理想的に結合して、対になっている梨状筋と中殿筋が
左右対称な動きをしていれば骨盤も左右対称を維持することができます。
この2つの筋肉のストレッチやトレーニングで、骨盤を整えてO脚を解消しましょう。
【梨状筋ストレッチ】
1.床に座って両手をお尻の後方におき、ひざを立てます。
膝からひざ頭までピタリとあわせ、ひざから下がハの字になるようにします。
床に着く足は外側を上げて、少しづつ開いていき、左右差を感じたポイントでとめて30秒間キープします。
<もっと強化したい場合>
上体に角度をつけることによって梨状筋の伸び方はより大きくなります。
手の位置をうしろにずらし、上体をもう少し後ろに倒して同様に行ってみましょう。
上体を完全に倒してもいいです。
その時、ひざ頭がズレたり離れたりしないように気をつけ、
脚のつけ根の裏側が伸びていることを確認してください。
※このストレッチのポイントはハの字に開く脚の角度を左右対称にし、
硬いと感じる側の脚の角度に合わせることです。
左右差をなくすためのストレッチなので、ここは気をつけてみてください。
ひざや股関節に痛みを感じる時は、梨状筋ストレッチは一旦やめて、
次の中殿筋のトレーニングを先に行ってからもう一度トライしましょう。
【中殿筋トレーニング】
1.床にまっすぐのラインをきめて、そのライン上に横向きに寝ます。
お尻の位置をライン上に決めると、上半身と下半身がまっすぐになります。
下になるては頭に当てて、上の手は胸の辺り、体に沿うようにおきます。
2.足首を縦、かかとから上に脚を上げます。
40〜50cmくらいが目安です。
1,2で上げて、3,4で下ろすリズムです。
ゆっくり5回繰り返し、最後に脚を上げた時に足首を細かく早く10回揺らします。
ひざをまっすぐ伸ばし、上げた脚をまっすぐに保ちましょう。
「お尻の筋肉を使っている感じ」を実感しながらおこないましょう。